けなげな『ハヤブサ』

2010年6月13日に小惑星探査機『ハヤブサ』が地球に帰ってくるようですねぇ。
正確にはカプセルだけが帰還なんですが…

2005年に打ち上げられ2007年には地球に帰還してミッション終了だったんですが、2010年までずれこんでしまったのは、そりゃもう苦難の連続だったんですって。

簡単にまとめると、太陽系の謎を解くといわれている小惑星の『イトカワ』へ着陸して、サンプルを採取して帰ってくる純国産の探査機。
イオンエンジンや世界初、いあ地球初の日本が誇る最高技術を満載した、ちいさなちいさな探査機なんです。

宇宙開発には信頼性の実証された、いわゆる『枯れた』技術を使うのがあたりまえ。
とんでもない費用がかかってますから、失敗する可能性のある技術なんか使わないんですよ。
でもね、この『ハヤブサ』は、あえて最新技術をふんだんに盛り込んで信頼性を実証してやろうというパイオニア精神の塊なところがすごいじゃないですか。やってみて答えを出す。すばらしいです。

小惑星の『イトカワ』に着陸する際も運が悪くて失敗だったんですが、地球の科学者が寄ってたかって、サンプル収集を実現させちゃうんです。(地球に帰ってこないと確認ができないですが…)

2度目の着陸の際、栄養ドリンク「リポビタンD」の空き瓶が管制室の机にどんどん増えていく様子がブログを通して紹介されてまして、日本国外でも話題に。
後にブログの更新担当者のもとには大正製薬関係者からリポビタンDが2カートン贈られたんですって。

仕事が終わって さ、帰るぞ。という時に、いろいろなところがぶっ壊れてしまい、あげくに宇宙で行方不明。
そんな時も『ハヤブサくん』(もはや1人称になってます)は諦めないんです。
ぼろぼろになりながらも、よろよろしながらも自分で帰り道を探してたんですよ。
おかげで2005年に帰還予定だったのが2010年までかかることになるんですが。

長い空白の後、電波が地球に届き奇跡的に見つけてもらえます。
一安心と思いきや、今度は4つのエンジン全てが昨年末に壊れてしまいます。
でも科学者はすごい。壊れてない各エンジンの一部分をそれぞれ単独で動かすことで、見掛け上1つのエンジンとして動かしちゃったんです。
これ、もしもの時に使うように裏技!?部品を組み込んでいたそうです。

『ハヤブサくん』は地球の目の前まで帰ってきました。
採取した『イトカワ』のサンプルが入ったカプセルを地球に落とした後、なんと『ハヤブサくん』は大気圏突入で燃え尽きてしまうんです。

『はやぶさくん』ありがとう。ゆっくり休んでね。君のことは忘れないよ。

(ToT)/~~~


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